葬儀の香典袋では、突然の訃報を受けた悲しみを表すために薄墨を使用するのが一般的ですが、お布施には濃墨を使用します。
お布施は「先祖供養のお礼」の気持ちを表したもので僧侶への感謝を示すもの。
感謝の気持ちに対して薄墨を使用する必要はありません。
濃墨の毛筆で書くのもよろしいですが、筆ペンやマジックペンを使っても問題ありません。
書き間違いに備えて予備を用意しておきましょう。
お布施の表書き
書き方は、縦書きが基本。
表書きは、封筒や奉書紙の中央上部に「御布施」または「お布施」と書き、
中央下部にフルネームまたは「〇〇家」と記載します。
お布施の裏書き
表書と同じく書き方は、縦書きが基本。
裏書きは、封筒の左下に住所と金額を書きます。
住所から書き、左側にお布施の金額を記入しましょう。
お布施の金額を記入する際は、壱、弐、参のような旧字体の漢数字を使用します。単位も「圓也」と明記しましょう。
中袋がない場合は裏面に記入します。
中袋がある場合には以下の内容を記入します。
・住所 ・電話番号 ・氏名 ・金額