天台宗
中国の天台大師を高祖とし、平安時代に最澄によって開かれた宗派です。
人はもちろん、動物、草や木でさえも成仏出来る、「一切皆成(いっさいかいじょう)」、すべての人は平等に仏になれるという「法華一乗(ほっけいちじょう)」の教えを説いています。
また、多くの仏教宗派の開祖が天台宗の教えを学んだことから、日本仏教の母山といわれることもあります。
天台宗の本式数珠は、主玉が108個あり、楕円形の平玉が用いられており数えやすいのが特徴です。
四天玉が4個、ひとつの親玉から20の平玉と10の丸玉2種類の弟子玉がさがっており、梵天房が一般的です。
数珠を持つときは2重にして親玉が上にくるように握ります。
このとき、房は手の外側に垂らします 合掌するときは、両手の人差し指と中指の間に数珠を挟みます。
中指・薬指・小指が数珠の輪の内側にくるようにして広げ、そのまま手のひらで数珠を挟むように両手を合わせます。
玉をこすり合わせて音を立てるようにして持つこともあります。