お布施(おふせ)とは、僧侶へ感謝の意を伝え、ご本尊にお供えするものです。
お布施の金額の相場や、渡し方・書き方等、お坊さんやお寺とよい関係を維持するために、失礼のないよう配慮しなければなりません。
この記事ではお布施に関連したことを紹介します。
お布施とは
お布施(おふせ)とは、読経や戒名の授与に対する感謝を示すために、謝礼として僧侶に渡す金銭のことです。
僧侶に渡したお布施は、ご本尊に捧げられ、寺院の維持費や活動費になります。
お布施とは僧侶への報酬ではありません。
そのため、「読経料」や「戒名料」という言い方はせず、お布施を「包む」または「納める」といいます。
「布施」とは、仏教において大事な「行」のひとつです。「自分の持ち物を無条件で他人に渡す」という意味があります。
これは、インドのある逸話からきており、僧侶から教えを受けた際に「何かお礼を渡したい」と考えた人が、 薄汚れた布を渡したことが始まりといわれています。
貧しいためそれ以外に渡せる物がなく、 汚れた布を施して渡したことから「お布施」という言葉ができました。
僧侶に渡したお布施は、本尊にお供えされ、 お寺のために使用されます。それによって、お寺が維持されているのです。
昔は反物や作物、骨董品など家にあるものを先祖供養のお礼として僧侶に渡していたらしいです。